「海」「土」「森」−自然とのふれあいアルバム

忙しい毎日。でもちょっとだけ自然でのエピソードを読みながら、あの「海の鮮やかな青」「土のにおい」「森の気持ちよさ」思い出してみませんか?

昭和の時代の臨海学校

      2017/11/20

海に関する楽しかった思い出は色々ありますが、50歳に手が届く年齢になった今、懐かしさと共に思い出すのは小学校の臨海学校です。
40年ほど前のことなので現在ほど様々な規制はなく、教師も生徒ものびのびと海を満喫していました。

臨海学校なので、当然日中は海辺で泳ぎの練習をします。

生徒は、レベルごとに10~20人程度の班に分けられ、レベルに合った授業を受けることになります。

私は泳ぎが苦手だったので、浜辺の足が届く程度の深さのところで軽くバタ足やクロールの練習をさせられました。

今なら全員ゴーグル着用となるのでしょうが、当時は海の中で目を開けるように言われ、痛いながらも頑張って目を見開いていたことを覚えています。

恐怖心を植え付けないようにとの配慮かもしれませんが、無理やりできないことにチャレンジさせるということはなく、私のように泳ぎが苦手な子でも楽しく参加できるプログラムになっていました。

当時の子供は今よりもマウンティングのような感覚を持つ子は少なく、泳げる子が泳げない子を見下すというようなこともなくて、和気あいあいとした授業だったと思います。

午前中の授業が終わると、海にほど近い民宿に帰るのですが、宿の人が冷たい「冷やしあめ」を用意してくれていました。

冷やしあめとは関西地方独特のしょうが湯を冷やしたような飲み物で、私にとっては初めての味でしたが、とても美味しくて感激したことを覚えています。

夜は、先生方が企画した肝試しがありました。

今と違って田舎の方は本当に治安が良く、小学生だけのグループで街燈もない夜道を歩いても危険に感じることはありませんでした。

ホタルが飛び交う真っ暗な田舎道をみんなでキャアキャア言いながら歩けたのも、あの時代ならではのことだったと思います。

最後の夜には、全クラスの生徒が浜辺に集まり、キャンプファイヤーを囲んでのイベントがありました。

今思うと、海辺で大勢の仲間とやりたいな、と思うことがすべて詰め込まれた臨海学校だったと思います。

のんびりとした治安のよい時代だったからこそできたことで、あの時代に小学生をやっていてよかったなあとしみじみと思います。

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