「海」「土」「森」−自然とのふれあいアルバム

忙しい毎日。でもちょっとだけ自然でのエピソードを読みながら、あの「海の鮮やかな青」「土のにおい」「森の気持ちよさ」思い出してみませんか?

都会で森林浴を楽しむ

   

私は都内に長く住んでいましたが、職場と家を往復する日々や、騒々しい人混み、コンクリートジャングルに息も詰まりそうな日常でした。

 

仕事は激務だし、休みを取っても家で寝ているだけでリラックスしようとしていましたが、そんな週末が何だかもったいなく感じてもいました。

ただ体を休めたいという気持ちがあり、息抜きをするにもあまり体力を消費しない方法でやりたいと思っていました。

 

そんなある日、友人と訪れた「森」が疲れた私を癒してくれたのです。

 

それは都内でも、流行の発信地として最も有名な土地にある、大きな人口の森林でしたが、人口とは思えない程の広大さを誇っていました。

また木々の生え方や流れる小川がとても人の手によって作られたようには見えず、都会の真ん中にありながらも、そこは立派な森林でした。

 

私はそこに毎週末通い、散歩を楽しみました。

観光客や私のような散歩をする人、ジョギング目的の人も多くいましたが、それが気にならないほど大きな森で、そこにいると世俗から離れているかのようにも感じ、とてもリラックスできました。

 

夏は木陰が涼しく、冬はとても寒いのですが肌を刺激する冷たい風も心地良いと思えるくらいに、木々が美しかったです。

 

何度もその森に通った後、また別の駅で見つけた公園がありました。

その駅は、周辺に沢山の大使館があることから外国人居住者が多く、彼らが集うのが駅徒歩1分程の場所にあるその公園でした。

 

そこは池もあり、木々も生い茂っていて季節の花や紅葉も楽しむことが出来る公園で、その光景は森であり田園のようでした。

 

また園内には遊具や運動場も設けられていたのでファミリーの憩いの場にもなっていました。

しかし、来ているのはほとんど外国人だったので、まるで海外の公園で散歩をしているような優雅な気分にも浸ることの出来る不思議な場所でした。

 

この二つの「森」によく通うようになり、身も心も癒された私は、自分の中で整理がついたのか激務だった仕事を退職し、現在では自分に合った以前よりもう少し緩やかな、自分の時間を大切に出来る職に就いています。

 

自分が縛られていた仕事を離れる決心がついたのは、森林浴で心が軽くなったせいかと思います。

 

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