「海」「土」「森」−自然とのふれあいアルバム

忙しい毎日。でもちょっとだけ自然でのエピソードを読みながら、あの「海の鮮やかな青」「土のにおい」「森の気持ちよさ」思い出してみませんか?

裏山の森は宝物がいっぱい

   

私は田舎で育ちました。

実家の裏山はいつも遊び場で、森林の中にいると木漏れ日が射してきて涼しくとても気持ちのいいものでした。
そこには祖父がしいたけの朴をたくさん並べていて、よくしいたけ菌を打つのを手伝ったものです。

静かな森の中にコンコンと響く菌打ちの音は子供ながらに楽しく感じました。
工作をしているようで夢中で手伝い、さらにお小遣いももらえて嬉しかったのです。

姉と一緒に探検もしました。

大きなウロのある気が一本あるのですが、その木は蜜がたくさん出ていて昼間でもカブトムシやクワガタが集まってきていました。
父と夜カブトムシ採りにも行きましたが、私は夜は怖くて本当は行きたくなかったのです。いつも懐中電灯を持つ係で父と姉のあとをついて行きました。

昼間と夜とではその大きな木は印象が全然違いました。

大きくて樹液がキラキラしている木は夜はウロが大きな口を開けていて吸い込まれそうで怖くなりました。

カブトムシを捕まえると大きな水槽に木屑を敷き詰めて飼いました。
木屑のいい香りがするカブトムシの印象が強くて大人になってからホームセンターで売られているカブトムシは土臭くてちょっとがっかりしてしまいました。

祖父は夏の終わり頃になるとそのカブトムシたちを裏山の大きな柵の中に放しました。
その柵の中には腐葉土が敷き詰められていてふかふかのベットみたいになっています。そこに卵を産ませていたのだなぁと思いました。
だから毎年たくさんのカブトムシがいたのだと大きくなってわかりました。

秋は祖母の出番です。

鈴虫を森で捕まえてきて飼いました。一日1回霧吹きで鈴虫に水分を与えるのが私の仕事でした。
なすやきゅうりを餌にしていたので水槽を開けると野菜と虫のなんともいえない臭いが鼻をつきました。

裏山から大合唱している鈴虫と玄関の水槽に飼われている鈴虫がリーンリーンと鳴きあっていました。

今は子供たちをつれて帰省したときに森に連れて行きます。自然の中では子供たちも生き生きしている気がします。

こんなに素敵な森がいつも近くにある環境で育ったことは人生の宝物だなと感じるこのごろです。

いつか実家に帰って暮らしたいなと考えています。

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